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廻る時   [旅  Travele]

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土曜日から久しぶりの九州。
福岡から熊本にかけての旅。
今回のテーマは深く、その道案内は高千穂出身の作家高山文彦さん。
バリや沖縄、熊野に出雲などと魂がプルッと震える島や土地もあるが、九州にいると幸運なことや不思議な出会いがいつもある。
今回も流れに身をゆだね、しっかりと観察し、人の心を写してきたいと思う。

旅先で心が潰れそうになったとき聴く曲がある。
沖縄の古謝美佐子さんの唄。
誰をも包み込むような明るさは太陽の女神のようであり、疲れた心を癒す優しさは月の神様のようである。
その唄声には癒しの波長があるいう研究データもある。
縁会って雑誌の撮影にも何度も協力していただき、「廻る命」のジャケット写真も撮らせて頂いた。
はじめて聴いたときの感激、二年前、一年前、そして今と、感動の広がり、心への染みかたがあきらかに違っている。
古謝さんのような唄に、僕の写真が成長するのはいつのことだろうか。
哀しみも希望も、天も地も、繋いでいく写真を撮っていきたい。



ーお知らせー
深川バロン倶楽部 
国立劇場「舞い、踊る獅子たちIII」に出演
http://www.kt.rim.or.jp/~maktori/gamelan/


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