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伝わる心   [写真 Photograph]

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ワークショップでそれぞれの作品と向き合うとき、写真展で作家の個性と出会うとき、写真に映り込んだ気配のようなものと遭遇することがある。

撮られた場所や、写り込んだ人の持つ力。
撮る人の想いや、パーソナルな歴史。
フィルムやデータのなかに閉じ込められたものが、印画紙にプリントされ、再び光と出会いその封印を解く。

たくさんの作品と長い時間を過ごしていると、ふと別なものと、作家の背負ったものとどこかでチャンネルがあってしまったように感じるときがある。

それが起こりうることならば写真の持つ可能性はさらに高まる。
観てもらえる人に、伝えたいことがあれば、込めた心は空間や時間を超越する。

たくさんの若い作家達と、ワークショップではその原石達と知り合えたことであらためて自分を知る。
写真を観る、語る、撮る、いまが楽しい。

そして撮るべき心が決まった。




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