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深川バロン倶楽部 2012年富岡八幡宮大祭 奉納チャロナラン劇 [バリ Bali]

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深川バロン倶楽部 http://fukagawabarong.com/



深川バロン倶楽部   [バリ Bali]

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6/9 アサヒアートスクエアでのチャロナラン劇





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富岡八幡宮での奉納演奏は8月15日に決定


深川バロン倶楽部の今後の活動はこちら ↓
http://fukagawabarong.com/index.html


手拭い、シールも好評発売中




お知らせ(友人のライブ)   [バリ Bali]

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竹のガムラン「リンディック」の伸びやかで、優しい音色。
チェロやフレームドラム、ディジュリドゥも加わる曲はまさに音の秋祭り。
バリの古典や創作もあり。
ちゃぶだいでまったりお酒を飲みながら楽しく酔ってください。


出演:ダルマ・カイナ

「バリからはみ出てジャジャジャジャーン!」
CD「rutubo~るつぼ」ほぼ完売、ありがとうライヴ

日時:2011年10月22日(土)17:00開場、17:30開演
場所:浅草アミューズ・ミュージアム
http://www.amusemuseum.com/
予約2500円、当日3000円(1ドリンク付)

http://darma.blog.ocn.ne.jp/





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満月   [バリ Bali]

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バリはエネルギーのとても強いところ。
満月の夜、それを試しに行くことになった。

ウブド発祥の地と言われるグヌン・ルバ寺院の近くに若いアーティスト達が集まり住んだエリアがある。
その大きな理由はエネルギーの強い場所だということ。
あるコテージでは小さな精霊が夜になると現れると言う。
20年近くも前のことになるが、ウブドで出会った日本人やバリ人と共に僕達はそのエネルギーを試しに行くことになった。
いまほど開発されてない田舎の村だったウブドは、夜になると犬がナイトマーケットの近くに集まり、満月の夜にはよく吠えた。
その傍らを避けるように歩き、小道を左折し、田んぼのあぜ道を突っ切り、月のよく見える場所に腰を降ろす。
田の水は輝き、バナナの葉が揺れる。
僕達は椰子の森の上を眺めている。

小一時間はいたのだろうか。
そろそろ帰ろうかなと思ったころ、僕達はその光景に驚いた。
満月輝く上空から、白い半透明のオーロラのようなものがゆっくりと大地に降りてくる。
みな顔を見合わせて「見えるよね、あれ」とお互いを確かめる。
いったいあれはなんだったのだろうか。
今度またバリで試してみよう。


芸術の神様であるサラスワティの日がある。
不思議探検隊の僕達はサラスワティが祀られている寺院へその夜に冒険に行くことにした。
芸術家はこの日、この神様に願いをするためにこの寺を訪れることがあるらしい。
寺院に入るために僕達はみな腰に布を巻きバリの正装に着替える。
僧侶階級の友人を囲みヒソヒソとバリの不思議話に花を咲かせる。
そんな話もつき、そろそろ帰ろうかとした時、白い影が見えた。
正装した男性と女性がゆっくりと寺院を横切り、祠の前に座る。
線香に火をつけ、祈りを捧げる。
バリで有名な舞踊家の夫婦だった。
僕達はもちろんその二人のことはよく知っている。
しかしこの日は声をかけなかった。
祈りが終わった頃、再び僕達は驚いた。
線香の火が膨張して見えた。
そして白いエネルギーもまた感じた。
みなで「あれ見える?」とささやき始める。
僧侶の友人がどこからか聖水を持ってきた。
彼にはわかっていたのだろう。
僕達は持ってきた線香に火をつけ、祈り、聖水をいただいた。


バリの不思議話はまだまだ限りなくあります。
今日はこの辺でおしまい。
しかし、僕は何をしにバリに通っていたのだろう(笑)




雲   [バリ Bali]

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「空海と密教美術展」に再び行った。
博物館に入る前にふと上野公園の空を振り返ると、面白い形をした雲がその上空にあった(写真上)。
ふと胎蔵界という言葉を思い出す。
いつもより曼荼羅を意識するように心がける。




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バリ島のアグン山、最近なぜかいろいろなところでこの山を見かける。
上の写真は数年前にヴァルター・シュピースが1930年代に住んだイセの村から撮ったもの。
アメリカ・ロケの時にふと立ち寄った書店で見たバリの本にこの村のことが書かれていてた。
シュピースはこの村に住み、野山を探検しインスピレーションを高めていった。
その地からこの山を観察したいと思いバリ再訪を待ち望んでいた。
念願のイセに宿泊したとき、深夜にひどくうなされ目が覚めた。
バリ滞在中は魔物が徘徊する時間にはベランダに出ることは今までなかった。
あまりにも強烈な夢だったので睡眠に戻ることを諦める。
窓からベランダを覗くとボウイ(犬)がいる。
この犬はいつもこの部屋の番をしていて、宿泊客が散歩に行く時も付いてきては何かから守ろうとしていてくれる。
ボウイの名前はこの宿を訪れるデビッド・ボウイに由来する。
ちなみにもう一匹はミック、ミック・ジャガーから頂いた。
他にもメガワティー元大統領なども宿泊している。
ボウイはベランダの隅で丸くなっていた。
何かがやって来ればきっと守ってくれるだろう。
ドアを開けるとボウイの耳がかすかに動く。
ソファに座り月明かりに浮かび上がったアグン山を見る。
驚く。。。
富士山のように奇麗に広がる山裾、その山頂真上にくっきりとドーナッツ型をした真っ白な雲が浮かんでいる。
雲はコンパスで描かれたように、完璧な円形をしている。
そしてこれもまた計ったかのようにこの山の頂きの寸分狂いもない中央にこの雲は存在している。
風はない。

これは山からの、島からのメッセージだと考えた。
その意味を理解したあと、この光景を写真に納めようとしたら雲は消えるだろうと感じた。
案の定その通りだった。
バリでは撮っていいものと、撮ってはいけないものが存在する。
与えられたメッセージはその人の心の中にだけ残る。
絵描き、作家、音楽家、写真家達はそこから受けたインスピレーションを元に新たなる世界を創っていく。シュピースは森を歩くことでこの山と対話し、彼にしか見えないものを描き続けた。
世界にはそのような人と自然が対話できる場所がまだ残っている。


シュピースを書いた本の一節がとても印象に残っている。

ーーーーー
フランスの哲学者レヴィ・ブリュールはその『原始神話学』で、魔術的思考というある特別な精神の能力こそが人間の根源にあるものであり、芸術の起源となる神話的な知をモデルに事象をとらえてゆけば、そのことで世界が目覚めさせられ、世界が見たこともない刺激的なイメージの場に変容してゆくのだろうと指摘した。シュピースがさまざまな手法やメディアや形式を使った複合的にバリでおこなおうとしたことは、まさに魔術的思考を再生させることだった。個人の無意識を通じて世界の無意識へ入り込み、世界を陶酔させ、再び覚醒させる。
ミクロコスモスとマクロコスモスを時空の枠組みを超えて躍動的につなげてゆく思考の力が、我々の内部の奥深いところで蠢き、噴出するのを待ち構えている。その力こそが実は我々を動かし、そこで我々の肉体の変調が宇宙の変化と共振しあっている。その想像力のメカニズムこそ。我々自身と世界の両方を同時に直感的に理解する糸口が秘められている。
シュピースはバリという生きた磁場が孕ませる魂の自己表出の仕組みを洗練させ、個と共同体をともに健全にさせる仕掛けを美として表明しようとした。その人間の生を組み替えてゆく彼の営みから、我々は多くのことを汲み取ることができる。
『バリ島芸術をつくった男 ヴァルター・シュピースの魔術的人生』伊藤俊治著 / 平凡社新書
ーーーーー


この文章を読んだときに空海の曼荼羅を思い出した。
そして再びこの本を開いた瞬間に、上野公園の雲を思い出した。
ブログ読者にはこのアグン山の写真を見た人は多いだろう。
HPにもあり、カメラマガジン8号の表紙にもなり、ガムラン公演のフライヤーにも使われた。
僕にとってはこの写真は縁結びの力を持っている。
そしてこのような力をもった土地と出会えることが楽しみであり、絶えずそのような自分であるために日々を生活しようと考えている。
明後日からは瀬戸内。
どんな雲と出会えるだろうか。





奉納、その後、、     [バリ Bali]

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ある書き込みで「奉納カメラマンですね」と書いてもらった。
報道ではなくて、奉納。

バリ島に行くとバリの正装をしていることが多い。
オダラン(祭り)に行く時は、白いシャツ、下はサロンを腰に巻き、その上にさらにもう一枚の布を巻く。
頭には白い布でできたちょっとお洒落なはちまき。
ほぼ毎日のようにオダランを探してバリ中をクルマで回る僕に「お祭りカメラマン」という呼び名がついた。
実際この服装でいると心が落ち着き、普段の自分に戻れる気がする。

プロになると決めた時から「自分は何を探しているのだろう」という問いかけと共に暮らすことになった。
何かを探しているから写真でプロになると決めたのだと今は思う。

阿佐ヶ谷で、富岡八幡宮で友人達に耳のことを聞かれた。
八幡宮ではこれほど大切な時に演奏に参加できず共に心を合わせられない自分を情けなく思ったときもある。
奉納演奏での写真を撮ったあと、多くの人達から感謝のメールや言葉を頂いた。
演奏に参加していれば写真は生まれなかった。
写真と共に歩んできたことに感謝している。

奉納カメラマン、その先にあるものが楽しみである。





奉納 深川バロン倶楽部   [バリ Bali]

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深い青が神社の空を覆う。
音が鳴る。

311、奉納することの意味を考える。
7月、訃報が走る。

この音が境内に響くまでにたくさんのことがあった。
この日、心の中で思うことはみなひとつだった。

この音を納めることができたことにメンバー一同感謝している。

ありがとうございました。




あさバリ2011    [バリ Bali]

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今年ほど天を仰ぎ、その表情を観察したことはありまでんでした。
昨年旅立った舞踊家達へ。
ここに来るたびに思い出すでしょう。
それぞれの遠い記憶。
空のゴング聴こえました。



バリ イベント情報その2     [バリ Bali]

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深川バロン倶楽部

江東区にある富岡八幡宮にて奉納のために誕生したガムラン・グループ。
聖獣バロンが夏の夜をさらに熱く盛り上げる。

他のグループとの違いは男が多い。
暑苦しいところはあるが、個性豊かなオヤジが演奏者、踊り手ともに揃っている。
それでいてオープン。
初心者も多く、親子三人で活躍している家族を見ているとこのグループの温かさがわかる。

今年の奉納演奏は8月15日の夜7時から。
氏子の方々と心を合わせた奉納ができるよう、熱い練習が続く。



(僕もまたオヤジ・メンバーです)

バリ イベント情報その1   [バリ Bali]

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「今年の阿佐ヶ谷バリ舞踊祭はどうするの?」
ガムランや踊りをやっている人に会うと挨拶がわりにこの言葉がでてくる。
出演者、スタッフ、会場ボランティアを合わせると百数十人もの人達が舞台裏で準備をする。
総数にするといったいどれだけの方達が来場するのだろうか。
夕暮れになり涼しさが戻った頃には、神明宮の境内から溢れるほどのお客さんに驚く。
みなさんに愛される祭りになったのだと、関係者、出演者の友人としてとても嬉しい。
今年ははるか沖縄からも巨匠が出演する。
影絵の達人梅田さん。
久しぶりにダランも聴ける。
無粋なことだけど入場無料のこの催しに値段をつけたらチケットはいくらするのだろうと考えた。
普通のイベントなら土日の通し券で1万円でも安すぎる。


第10回 阿佐ヶ谷バリ舞踊祭  
日時:2011年8月6日(土)7日(日)
両日17時開演--開場16時30分--
会場:阿佐ヶ谷神明宮境内
http://www.t3.rim.or.jp/~panorama/index.html



初日の演奏はSekar DjepunそしてDARMA☆KANTI。 
Sekar Djepunは30年も前に活動を始めた憧れのグループ。
古くからのガムラン好きにとっては演奏者はまるで神。
バリと日本を行ったり来たりしていたまだ若いカメラマンに「Sekar Djepunの公演を撮ってくれませんか」という突然の電話があったときにはまさに神の託宣があったような大きな驚きだった。
あれから20年近くが過ぎたが、今でもあの一本の電話が僕とガムランの縁を繋いでくれたと深く深く感謝している。
今年は沖縄の巨匠梅田さんに、日本の巨匠皆川先生、当時から演奏している憧れのベテラン達、そして伸び盛りの若手が加わり、その演奏が楽しみでしょうがない。


2日目の演奏はTerang Bulan ASAGAYA。
Terang Bulanは先日10周年コンサートを開催した。
5人でも30人でも、そしてどんな場所でも素晴らしい演奏をしてくれるスーパー・グループ。
写真とのコラボなどでも個人的に大変お世話になっている。
Sekar Djepunが縁を結んでくれたガムランは、Terang Bulanのメンバーにより完璧にその渦の中に巻き込まされた。
「ガムランは見るよりヤルほうが楽しい」その一言でガムランを始めることになった。
演奏すること、練習することによってバリをより理解することができ、それは日本との再会でもあった。


踊りのことまで書けなくなってしまったけど大きなサプライズがあるかもしれない(笑)



このブログを読んでくださる多くの人が出演者、関係者だと思います。
素晴らしい演奏、舞踊を楽しみにしています。
感謝!



長くなってしまいウロツテノヤ子、バロン倶楽部、DARMA☆KANTI、チャンドリ+ブダなどの紹介ができなくなってしまいましたが、それは次回。
ウロツテのリーダー小谷野君は信じてもらえないでしょうが、昔は美少年でした(笑)
続く。




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追加

サリ・メカールin小玉川2011
影絵芝居、ゴング・アンクルン、影絵芝居と続いたサリ・メカールの小玉川公演。
今回は久々に、小国町所有のGong Kebyarのセットをお借りして
飯豊連峰の壮大な景色の中、バリ島のガムランと舞踊の公演を行います。

日時 2011年7月23日(土)14時開場 14時半開演(予定)
場所 山形県西置賜郡小国町大字小玉川 旧小玉川小中学校グランド(雨天時体育館)
入場無料
お問い合わせは音の森ガムランスタジオ、または民宿奥川入 (0238-64-2263) まで
http://gamelan.otonomori.jp/

深川バロン倶楽部   [バリ Bali]

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深川バロン倶楽部

1月29日、国立劇場デビューします。
http://www.ntj.jac.go.jp/member/pertopics/per101216_1.html




バリの空より降る言葉   [バリ Bali]

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バリの美しい物語より



かぐわしきは香の煙、白檀の煙、渦を巻き、高く高く三神様のところへ向かう煙。
われらは身を清め、天より下れと天女を招く。
スプラバならびにトゥジュン・ビルに乞い願う、黄金の道着をまといて美しく、
われらのところに降り来たれよと。
天から舞い下り、らせんを描いて飛び、北東より下りて、家を建てよ。
庭は黄金の花に満ち、その花の脇にはタコノキ、サソリ蘭の花、ティガカンチュー、
パイナップル、ソリ、セムボル。
やわらかな葉はしとやかにうなだれ、うなだれながら芳香を庭中にばらまく。
われらの願いが煙のように昇ってドゥダリに届きますように、ドゥダリが天から
下りますように…




これはバリで村人が天から女神を降ろすときに歌う唄の一節。
この美しい言葉を時々読んでみたくなる。



ミゲル・コバルビアス『バリ島』より



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5ヶ月ぶりの…   [バリ Bali]

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昨夜は、久しぶりに音工場でガムランの練習。
耳を痛めてから休講していたので、およそ5ヶ月ぶり。

この日は浜松に転勤したTかちゃん、富山の人切り娘Mりちゃんも加わり、火曜クラス・パワー全開となった。
毎週頑張っている仲間達はみなそれぞれ成長していて頼もしくみえる。
そして久しぶりのメンバーも相変わらず個性たっぷりでとても楽しく練習ができた。
昨日の練習音源を聞き直しても音にワクワク感があり、あらためていいクラスだなと思う。
来月には復帰できそうであり、それまでにしっかり曲を覚えていきたい。

練習後恒例の飲み会は毒気にやられたようで少し飲み過ぎ、笑い過ぎたようだ。
やはりガムランは楽しい。




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再開   [バリ Bali]

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かなり重度のガムラン禁断症状。

ハワイではまったく耳の痛みがなく、機内でも耳栓をしていたせいか、はたまたハワイ・マジックなのか調子がいい。
病気になってから、とにかくハワイまでには間に合わせようとしていたせいか気持ちも楽になった。
天気もいいし、ガムランしたい。。

今日は久しぶりにバロン倶楽部の練習に顔をだす予定。
まだ完治ではないので、もちろん耳栓しながらで、まずは少し離れて演奏を聴いてみる。
来週は講座にも行ってみようと思う。
室外の音や室内の音、耳に負担のない練習方法をいろいろと試してみたい。

最近はシノムという曲にはまっている。
同じ曲をさまざまなグループで聴き、違いを楽しむ。
とくにトロンポンという楽器の演奏スタイル。
これがまた泣けるほど味をだす人がいる。

撮って撮って撮って、たまにガムラン。
これさえあれば他にはいらない。
最高の贅沢。




余談
日本で耳が治らなかったらハワイ留学という方法もあるかもしれない。
ハワイ大学ガムラン研究会。
心地よい響き。。




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奉納演奏   [バリ Bali]

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8月15日 
富岡八幡宮 (江東区)にて20時より、深川バロン倶楽部の奉納演奏が行われます。
ガムラン演奏に舞踊、聖獣バロンと魔女ランダが日本の神様の前で踊ります。

境内には夜店がならびます。
お盆休みの一日を下町の神社でお楽しみください。





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ビンタン(星)       [バリ Bali]

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訃報は突然にくるもの。
しかし最近はその人のことをよく思い出していた。

Pさんとは15年ほど前にバリ島のウブドゥで出会った。
旅する時期もよく重なり、影武者という友人が経営する日本食店の囲炉裏を囲んでよく飲んだ。
緑色したビンタン・ビールの大ビンはいつも彼の前に置かれ、バリの酒を大いに愛した。

メガワティー元大統領や、ミック・ジャガー、デビット・ボウイが気に入っていた聖なるアグン山を臨む秘密の宿を教えてくれたのも彼だった。
そこで撮ったアグン山の写真は一人歩きして、カメラ雑誌の表紙や、ガムラン・コンサートのフライヤーなどをはじめ、多くのメディアにも登場した。

数年前にPさんはバリで転び耳に大きなダメージをおった。
僕自身が耳の不安を抱えたこともあり、彼はどうしているのかな、あの時に一緒に飲んだ酒は美味しかったなとよくバリでの光景を思い出していた。

40才も半ばを超えると訃報を聞くたびに、自分自身がまだこの世の中に存在していることが奇跡だと思う。
今日は彼に捧げるロータスの写真を撮りにいった。
不思議なことに彼の好きだったジェゴグのコンサートが今日は東京の五反田で行われている。
いつかバリのはるか上空でそんな話をしてみたい。




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ひとつ     [バリ Bali]

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よく撮った。
数えてみると3300枚。

土曜、日曜と阿佐ヶ谷バリ舞踊祭の撮影をした。
熱帯のようなジリジリした熱い陽射しはないものの、8月の東京はうだるように暑い。
会場設営のスタッフは連日早朝から夜遅くまで、汗で濡れたシャツを何度も着替えながら作業する。
リハーサルから本番、そしてこの日を迎えるまで、出演者はかなりの日数と時間を練習に費やしている。
主催者をはじめ、みなボランティアでこの舞踊祭を作り上げ、そしてこれからも新しいチャレンジへと向かっている。
すべての関係者に感謝の気持ちを込めて写真を残すことしか僕にはできないが、そんな大切な場で撮影させてもらうことは写真家冥利につきることだとも思っている。
僕の写真から心を引いたら何も残らない。

2日目、休憩のあとに後半のステージがはじまる。
神殿を背にしガムランが並んだ。
このあとは、ルジャン、バリスグデ、パラワキオ、テレックなどとバリの祭りで奉納されるような演目が続く。
日本なのか、バリなのか、ここはどこなのだろうか。
今日はバリの祭りで着る正装に着替えた。
これからの演目を撮るには自分にもまた心を正し、身を清めることが必要だと思った。
音がはじまり、闇もまた訪れようとしたころ、風を感じた。
その時、神明宮の神様も聴いてくれるのだなと思った。
出雲の宮司さんに教えてもらったのが「神様は風に乗ってやってきて、風と共に去っていく」

神前で奉納演奏のときに必ず浮かんでくる疑問がある。
「日本とバリに違いがあるのだろうか?」
そして「根源はひとつ」という結論になる。
舞踊家も演奏家も、僕の写真もまた、バリで学んだことは同じことだったのではないだろうか。
その結論を僕は神前に報告し、感謝と未来のためにシャッターを押す。





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週末はここで   [バリ Bali]

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いよいよ阿佐ヶ谷パリ舞踊祭がはじまる。

日本最大のシャンソン祭りで、ドレスアップした女性達が神社の境内を彩る。
背中の大きくあいたドレスの右手にはゴールドに輝くシャンパン。
左手には屋台で買った焼き鳥。
唇にタレをつけながらほおばる姿はセクシーでいてキュート。
明日の気温はパリのように上昇するという。
タキシードに革靴では東京の神社には馴染まない。
僕は少しカジュアルにタキシードにビーチサンダルできめることにした。
テーマは南国風ジゴロ。


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阿佐ヶ谷バリ(Bali)舞踊祭でおあいしましょう!!
http://asabali.exblog.jp/




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チャレンジ ※お知らせを追加       [バリ Bali]

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ガムラン講座の演奏会で、いつも可憐な舞いを披露してくれ、僕達演奏者もお客さんも楽しませてくれた2人の踊り手が共にバリに留学することになった。
昨日は壮行会が行われ、彼女達が尊敬する先生の、練習してきた仲間達の笑顔も見れ、こちらまでたくさんの勇気をもらう。
ひとつの輪のなかに、様々な世代がいることは大切なことだとも思った。

バリの舞踊やガムランに関わっている人達はいまが一番忙しいとき。
今週末はいよいよ阿佐ヶ谷バリ舞踊祭が開催され、昨日は2つ3つと練習を掛け持ちした人も多くいた。
僕にとっても15日に行われる富岡八幡宮でのバロン倶楽部の奉納演奏がここ数年のメインイベントだった。
しかし今年は怪我などの体調不良で練習にも参加できずに断念。
阿佐ヶ谷でも富岡でも本来の撮影班に戻り、いるべき所に戻ったともいえる。
阿佐ヶ谷での撮影を頼まれたときは、主催者である友人の情熱、そして出演者のほとんどもまた友人であり、みんなの夢と共にその祭りを作れることを幸せに感じて即答で依頼を受けた。
返答後「あれ、オレって耳大丈夫かな」と急に現実に帰る。
バリでオダラン(祭り)を撮るときは、舞台前方で踊りを撮ったり、寺院内をうろつき様々なものを発見してはシャッターを押した。
この間合いでなら撮れるだろう。
日本でステージ写真を頼まれるときは出演者の姿を公平に撮る必要性がある。
数人で踊る群舞のときは、踊り手が前後に重なることが多く、曲も短かいとさらに神経を使う。
知っている曲が多いので「Aさんをここで数枚撮ったら、次のフレーズからBさんを追って、ターンしたらこんどはCさん」とか流れを考える。
たまに踊り手のタイミングと外れたりすると、次へのステップに移ることに躊躇しそうになる。
あとは瞬発力と気配。
今回もそんなことも考えるが、この舞踊祭ではビデオ班も素晴らしく踊りのとてもいい映像が確保されるので、今年はバリの祭りのように撮ってみようと思う。
これが自分にとってのいまの音との関わりであり、前進する舞踊祭との関わり。
そこで、阿佐ヶ谷バリ舞踊祭での僕のテーマは、怪我の功名!(笑)


留学する女の子達は輝いていた。
チャレンジする心こそ宝だし、そこで経験することがこれからの力。
いい旅をしてきて欲しい。




※※ お知らせ ※※

★『モンキーDE 山内新バリ風景画展』
ガムラン仲間の山内新さんがバリの日常風景を描いたほのぼのとした作品展。
渋谷『モンキーフォレスト』
http://www.monkey-forest.jp/
7月21日(水)~8月31日(火)  作品・ポストカードなどの販売予定




★インドネシア、バリ島の竹のガムラン、ティンクリック(リンディック)を演奏するユニット、
『DARMA☆KANTI』のブログ誕生! 
ティンクリックの情報はこちらで。(お酒もブログも続けていきましょうね。笑)
http://darma.blog.ocn.ne.jp/




★バロン倶楽部の暴れん坊、Kダナくんがテレビ出演。
7月27日の21時からTOKYO MXテレビの「ザ・ゴールデンアワー」で、阿佐ヶ谷バリ舞踊祭の告知。
以下は阿佐バリのプリンス、松重さんのブログより抜粋。

この番組、日本在住の外国人で進行しているということから、
出演をわれらがKtダナさんにお願いしました。
番組は彼へのインタビューというかたちで進み、
クンダンの実演、そして最後に阿佐バリの告知という流れです。

出演は21時40分過ぎぐらいからの「ようこそ!9ch」というコーナー。
出演時間は5、6分なので、みなさん、もしよかったら、
ぜひKtダナさんの勇姿(?)をご覧になってください!

ただひとつ心配なのは、この番組、生放送なんです……。
Ktダナが自分のことを話しているうちに告知を忘れるとか、
寒いギャグ連発でドン引きされるとか……(爆)。

ある意味とてもスリリングですね〜!
テレビの前で手に汗握ること必至です(笑)。

ではではみなさん、よろしくお願いいたしま〜す。
http://asabali.exblog.jp/





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知らないということ     [バリ Bali]

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バリへ通いはじめて20回を向かえる頃、バリのことをよく知っていると思うようになった。
30回を過ぎる頃には、バリのことをまったく知らないと感じるようになった。
僕はただ、自分の目の前に現れた情報をせまい視点でしか捉えていなかったことにようやく気がつく。
同じ地に何度も通うことでようやくその土地のことも、人のことも、自分のことも少し観えてくる。
いまでもやはり、よくわからない。
わからないということを知ったと言えるのかもしれない。

ガムランを習い始めて気がついたこともある。
それは音楽の知識ではなく、人が演奏するというあたりまえのこと。
その繋がりから観えたことは多く、入り込めない深みもまたわかってきた。
バリで観る仮面の踊りはその人の気配が消え、闇から何かが降りてきたようにも感じる。
面に力が宿る。
バリの人はその闇の意味を知っている。
教えられたものというより、本能で感じているのだろう。
感じられる能力があるということは、教えなくてもいい。
僕達にはその本能が隠れてしまったから、情報を集める。
集めた情報を、さも自分がよく知っているように伝達する。

9月にはハワイに行く。
今回楽しみにしているのはある施設を訪れること。
詳しくはまだ言えないが、自然の中で、生きることの原点を伝えているところ。
バリでも、日本でも、ハワイでも、自分が求めていたことが少しずつ観えてきたように思っている。
写真を撮ってきたことも、旅をしてきたことも、美味しい野菜を食べてきたことも、友人と音楽をしてきたことも、祖先からひきついできたことも。

無知を知り、足ることよりも流れることを大切にし、流れるさきに愛されること。いまはそれを大切に思う。

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